液晶テレビの処分の方法、費用はどのくらい?分解して捨てるのはやめよう

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古くなったテレビ、家に置いていても、スペースをとり邪魔になるだけですよね。

2009年4月から、家電リサイクル法に則って、テレビにも適切な処分が求められるようになりました。

家電リサイクル法とは、テレビなどの、特定家庭用廃棄物から、有用な資源をリサイクルし、使える資源を有効活用しよう、という法律です。

この法律では、リサイクル料金と、テレビを運んでもらうための収集運搬料金を支払わなくてはいけません。

後で説明しますが、リサイクル料金は一律となっており、収集運搬料金も、小売業者ごとに異なります。

では、今回はテレビの処分方法と費用、やってはだめな処分方法について挙げてみます。

テレビの処分方法について

まず、テレビはごみとして捨てることは出来ません。

家電リサイクル法とは、「メーカーと消費者が、費用を出し合ってリサイクルできるものはリサイクルしよう」という法案のことで、ごみとして捨てるのは厳禁です。

では実際処分するには、どのような方法で処分しなくてはいけないのでしょうか。

郵便局でリサイクル券を購入して自分で指定場所へ持ち込みする

その方法はまず、メーカー名と画面サイズをメモした上で郵便局へ行き、家電リサイクル券に必要事項を記入、リサイクル券というものを購入し、処分をします。

このあとテレビを指定の取引場所へ持ち込みます。場所については各自治体に問い合わせてみてください。

ただ、自分の車などで自治体指定の場所へ運ぶことができればいいですかそうでない場合この方法は使えませんね。

自治体に問い合わせる

市町村によって様々ですが、処分の方法を教えてもらえます。

市町村が代わりに引き取ってくれたり、引き取ってくれる小売店を教えてくれたり、回収業者を教えてくれたりと様々なケースがあるようです。

テレビを購入した電気店に引き取ってもらう

新たにテレビを購入した場合は「新しいテレビを購入した電器店」に引き取ってもらうというものです。

買い替えなどの時、そのまま依頼することが出来ます。

新しいテレビを購入した場合でも、別途リサイクル料金や、収集運搬料は掛かります。家まで来てもらって引き取ってもらう場合はさらに訪問料金が掛かることも・・・

ただ、新しく購入したテレビを届けてもらいその際に古いテレビを回収してもらう場合は訪問料金無しのリサイクル料+収集運搬料金のみで回収してもらえることもあるので確認してみましょう。

また、以前購入し、古くなったテレビや、処分するテレビがある場合、新しいテレビを購入しなくとも、以前テレビを購入した、家電量販店で引き取ってもらえます。こちらも引き取ってもらいたいお店に電話をして確認してみましょう。

処分料金について

さて、肝心の処分料金ですが、大きさによって二段階に分かれます。

15インチ以下の小さなテレビ・・・・1836円

16インチ以上の大きなテレビ・・・・2916円

ブラウン管テレビであっても、液晶テレビであっても料金は同じです。

また、料金は一律となっていて、地域によって料金が変わるということはありません。

次に運搬料金ですが、これは小売業者によって変わってきます。

ですが、そこまで料金に差は無く、おおむね、2000円から、3000円ほどが、平均の料金になっています。テレビを購入した場合は540円程度で行ってくれる量販店もあります。

ちなみにこの料金は小売業者が指定の場所まで運ぶための料金なのでお店にテレビを持ち込んでも料金は掛かります。

料金を合計すると2500円~6000円ほどかかることになります。

回収業者ってどうなの?

「もっと安く処分する方法は、ないのだろうか?」「そういえば無料回収って言うのを見たことがあるぞ」思った人は注意が必要です。

無料回収を謳っている業者が、全て悪質業者とは限りませんが、悪質業者によるトラブルは、たくさん報告されています。

無料引取りを騙り、いざ回収を頼んでみたものの、「このタイプは無料で引き取り出来ない」とか、中には人件費や、運送料などで、高額な請求をする業者が、後を絶ちません。

無料引き取りに騙されて、普通に処分するよりも高額になってしまった、ということにならないように気をつけたいですね。

さらにこういう業者は、引き取った後に料金を請求してくるので、払わざるをえない人がほとんどです。

安心できる回収業者の見分け方

街中をスピーカーなどで「無料で回収します」などと言って、走っているトラックは良く見かけます。

前述の通り、無料で回収を謳っている業者には、悪質な業者が多いです。

廃家電を家庭から回収する場合は、「一般廃棄物処理業」の許可が必要で、無料回収を行っている業者はほとんどが、この許可を持っていない場合が多いのです。

それでは、そのような業者から回収された廃家電はどこへ行くのでしょうか?

無許可業者によって回収された家電は、多くの場合海外に横流しされるのですが、ひどい場合だと、不法投棄される場合もあるそうです。

では、悪質業者に引っかからないようにするためにはどうすればよいのでしょうか。

まず、先程の、「一般廃棄物処理業」の許可を持っていること。

そして、正規の料金で回収を行っていること。

最近では、競争が激しく、無料で見積もりもできます。

しかし、あまりにも逸脱した料金のところを利用するのはやめましょう。適切な処分がなされていないからです。

「安ければそれでいい」とお考えの人もいるでしょう。

しかし、「家電リサイクル法」というのは、環境保護のため、有効資源を活用しようという目的のため、環境の事を考えるのなら、適切な処分方法で処分しましょう。

処分と諦めるのはまだ早い?テレビの買い取り

まだ使えるし、もったいないといったテレビの場合、処分してしまおう、と諦めるのはちょっと待ってください。

高値で売れるかもしれないテレビをご紹介したいと思います。

1・発売して5年以内のテレビ

電化製品は新しいものほど、需要がありテレビもその例に当てはまります。発売してあまり年月が経っていないテレビなら、どこでも買い取ってくれるでしょう。

2・レコーダー機能などのついた高性能なテレビ

高性能なテレビや、反応の早い、プラズマテレビなどは、比較的年数が経っていても高価買い取りの対象です。特に小さなテレビより、大きなテレビのほうが高価で買い取ってくれます。

3・ブラウン管テレビは買い取り不可?

残念ながら、ブラウン管テレビの需要は国内ではほとんどありません。しかし、録画機能のついた、通称「テレビデオ」なら、わずかながら需要があります。

お家で眠っているテレビデオがあるなら査定に出してみては?

肝心のどこで売るのかということですが、街のリサイクルショップや、家電専門店などでも買い取りを行っているところがあります。

今はテレビの型番を伝えると、およその買い取り金額を教えてくれるので、なるべく高いところで買い取ってもらうようにしたいですね。

分解して処分するのは違法なの?

ネットなどで検索すると、「テレビ分解処分のやりかた」などが出てきますが、これは絶対に止めて欲しいです。

そもそも、家電リサイクル法の目的が、増え続けるゴミを減らし、家電製品の中にある資源を有効活用しよう、というもので、環境保護に役立っているのです。

家電リサイクル法の要綱を説明すると

  • 製品を長期間使用することで廃棄物を減らす努力をすること
  • 製品を廃棄する場合はリサイクルのための措置に協力すること

と明記されています。

つまり、努力義務と、協力義務なので、明確な罰則はありませんが、はっきり言って法律を遵守しているとはいえません。

さらに、テレビの解体には、専門的な知識と技術がいるため、素人考えで「やってみよう」というのでは危険がともないます。

以上の観点から、正規の方法で、それも正規の業者で、テレビを処分する事をお勧めします。

くれぐれも、「安いから」という言葉にはつられないようにして下さい。

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