• Skip to primary navigation
  • Skip to main content
  • Skip to primary sidebar
  • Skip to footer

薄型テレビ(有機EL・液晶)のおすすめと人気売れ筋ランキング

  • 液晶テレビの豆知識
  • 有機EL
  • 液晶テレビの選び方
  • 液晶テレビアンケート
  • お問い合わせ
  • 当サイトについてと免責事項
  • サイトマップ

有機ELの各種材料やキーテクノロジーやメーカーなど・技術動向は?

国産の有機ELとしてはソニーとパナソニックの有機EL事業を統合させたJOLED(ジェイオーレッド)が希望の光となっていますが、有機ELのキーテクノロジーは現在いったいどんな状況になっているのでしょうか。

それぞれの材料ごとに動向をまとめてみます。

有機EL発光材料

有機EL発光材料では蛍光材料を第1世代、燐光材料を第2世代と呼びます。蛍光材料は電力の25%しか光に変換できませんが、燐光材料では100%の変換が可能になります。

蛍光材料にはRGB(赤緑青)の3原色が揃っていますが、燐光材料では赤緑の2色はありますが青色が未だ実用化されていないため蛍光材料が一般に使われています。ただ、燐光材料には希少金属のイリジウム、プラチナ等の金属錯体が使われていて、コストのかさむ要因になっています。

そこで注目を集めているのがドイツのサイノラ社で、第3世代と言われる熱活性化遅延蛍光(TADF:Thermally Activated Delayed Fluorescence)材料を青色の発光材料として実用化する動きが出ています。

燐光材料と同等の100%の光変換効率を示すもので、消費電力を大幅に削減し、安価な銅を使うことと相俟ってコスト削減に大いに貢献するものです。サイノラ社に対しては韓国サムソン、LGの2社が強力に資本支援をしています。

TADFは九州大学安達教授の開発した技術で、その発展形として第4世代の技術に位置づけられるスーパーフルオレッセンス(超蛍光)が現在実用化に向けて開発推進されています。

その担い手として九州大学発のベンチャーKyuluxが既存の蛍光発光材料に添加剤としてTADF材料を加えることで、既存のすでに優れた寿命や発光波長を実現している蛍光発光材料の性能を飛躍的に高められることを示していて、今後の発展が期待されます。

更に、有機ELの次世代と言われる量子ドット材料を用いたQLEDも視野に入れて開発活動を推進している同社は次代を担う有力ベンチャー企業と目されています。

発光材料と主要メーカー

1 蛍光材料(主要メーカー:出光興産)
2 燐光材料(主要メーカー:UDC;Universal Display Corporation[米国])
3 TADF(熱活性化遅延蛍光)材料(主要メーカー:Cynora[ドイツ])
4 超蛍光(スーパーフルオレッセンス)材料(主要メーカー:Kyulux[日本])

TFT用半導体材料

有機ELディスプレイは液晶ディスプレイと同様、フラットパネルディスプレイとしての特性上、発光素子が平面に薄く広く展開するアクティブマトリクス型として構成されています。平面状に配置された多数の画素には薄膜トランジスター(TFT:Thin Film Transistor)が組み込まれており、TFTの特性がディスプレイの表示特性に大きな影響を与えます。

1 アモルファスシリコンTFT(a-Si TFT)

半導体として非晶質のシリコンを用いたTFTで、真空蒸着装置を使い、プラズマ化学気相堆積法(PECVD:Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)、スパッタ法を用いて350℃以下で製作します。電荷移動度はそれ程大きくないが大面積に形成できるため、現在の大型ディスプレイ用TFTの主流となっています。

2 低温ポリシリコン TFT(poly-Si TFT)

PECVD法によって堆積させたa-Si膜をエキシマレーザーなどを用いて再結晶化させる低温ポリシリコンTFTが現在は主流です。100㎠/Vs以上の高い電荷移動度を持ち、周辺回路も基板上に集積できる為、ディスプレイの小型化、低価格化に有効ですが、大型ディスプレイ用には製造装置が大型になります。大面積に形成した場合に特性が不均一になるのが課題です。

3 酸化物 TFT(IGZO)

代表的な材料として、多結晶ZnO半導体やアモルファスIn-Ga-Zn-O(インジウム・ガリウム・亜鉛酸化物)半導体がありますが、真空蒸着装置によるスパッタ―法で大型ディスプレイ用としてa-IGZO TFTを構成するのが主流となっています。最近は、高い生産効率と低コスト化を目指して、塗布可能な酸化物半導体の実用化を目指した開発が進められています。
プラスティック上に形成した透明アモルファス酸化物半導体の開発により、フレキシブルディスプレイへの応用検討が推進されています。a-IGZO TFTは低温ポリシリコンTFTよりも均質で電荷移動度も高く、大型ディスプレイ用に将来有望です。

4 有機TFT

有機TFTは室温において、塗布で形成可能という特徴を持っており、シリコンや酸化物半導体と比較して柔軟性があり、衝撃に強いという特性があります。プラスティック基盤を用いたフレキシブルディスプレイ用の半導体として有望です。半導体を溶液状にすることで、スクリーン印刷法やインクジェット法等の印刷プロセスによって、低コストで大面積に形成できることに注目が集まっています。電荷移動度、大気安定性の改善が研究課題として取り組まれています。

TFT回路技術

1 トップエミッション+マイクロキャビティ―構造

ソニーは封止基板を接着剤で直接EL基板に張り付ける方式を開発して、封止側つまりトップ側からの光取出しを実現しています。
マイクロキャビティ構造はRGBの発光層の厚さをR,G,Bそれぞれの波長に合わせ、各層内での反射が強めあうように調整することで、光により急峻なスペクトルをもたせたものです。
この技術はJOLEDに引き継がれています。

2 ボトムエミッション構造

有機ELは水分や酸素に弱く、有機EL層の外気との遮断の為、金属カバーによる封止を行い乾燥剤や付加性ガスを封入していた為、TFT回路のない封止側から光を取り出すことができずにボトムエミッション方式が採られていました。

フレキシブル基板

有機ELは水分や酸素に弱く、従来のプラスティックの封止では浸入を防げなかった為、金属カバーかガラス基板を使わざるを得ませんでしたが、封止レベルの高いプラスティック(ポリイミド)の採用により実現されました。

1 ポリイミド樹脂フィルム:最近の開発で300℃以上の高い耐熱性とTFT構成プロセスとの親和性が高いこの樹脂を基板フィルムに適用するのが主流になっています。

2 ナノセルロースフィルム:開発検討中、封止レベルが高く極めてしなやか

ELパネル製造プロセス技術

(1)真空蒸着方式:旧来方式

1 真空蒸着装置(主要メーカー:キャノントッキ):サムソン、LG共に基幹生産設備として導入
している。
2 蒸着マスク(メタルマスク)(主要メーカー:大日本印刷)

(2)印刷方式

RGB印刷方式(JOLED)

今後の技術動向について

青色の発光を燐光材料で目指すUDC;Universal Display Corporation[米国]では発光色の最適化の調整が未完であることと、貴金属を使うコスト高の問題が未解決であることから、Kyuluxの超蛍光技術によって既存の蛍光材料(出光興産)の磨かれた寿命・発光波長の特性を存分に生かし、東レ・デュポンのポリイミド樹脂フィルムをフィルム基板に、JOLEDがRBG印刷方式で有機ELディスプレイを製造する構図が、再び日本の有機ELテレビを復活させる姿になることが期待されます。

有機ELテレビのメーカー別特徴を比較 ソニー・パナソニック・東芝・LG

ソニー、パナソニック、東芝、LGと登場している有機ELテレビ。

パネル自体は全てLGのパネルを使っているのですが、搭載している映像エンジンが違うので色合いなども異なってきます。

好みの問題もありますから実際に現物を見ないとなかなかどれが良いのか判断がつかないところではありますが、各メーカーの特徴についてまとめてみたいと思います。

ソニー KJ-65A1

ソニーの有機ELテレビの画像処理を担うのは「X1 Extreme」(エックスワンエクストリーム)というプロセッサー。従来よりも処理速度が40%アップしたというプロセッサーはパネルの良さを引き出し高コントラストを実現しています。

有機ELパネルの良い面と合わさって特に黒の締まりや光の表現力に自信を持っているようです。

HDR(ハイダイナミックアレンジ)

明暗の差を広く表現する規格である、HDR(ハイダイナミック)信号に対応し、白飛びしがちな明るい部分と潰れがちなくらい部分の階調まで再現、立体感のある映像をみせてくれるようです。ただし「ひかりTV4K」などもともとの映像がHDRである必要があります。

HDRリマスター

通常の放送はSDR(スタンダードダイナミックレンジ)と呼ばれるもので、HDRにくらべてコントラストなどが落ちてしまいますが、このHDRリマスターによって被写体のコントラストや立体感が向上。

これまでの見ていた放送が、HDRリマスターによってより鮮やかに立体的に感じられるかもしれません。

Super Bit Mapping 4K HDR(スーパービットマッピング 4K エイチディーアール)

地上デジタルやブルーレイディスクは8bit、HDR信号は10bitというbit数なのですが、このSUPER BIT MAPPING 4K HDRは14bit相当に補完して映し出すことができ、階調表現がより滑らかになっています。

細かなグラデーションが求められる部分で期待の機能です。

4K X-Reality PRO(4K エックス リアリティー プロ)フルHDが4K並みに?

これは映像をより高精細にするエンジンです。

フルHDよ4K並みに変換するデータベースと4Kをより高精細にするデータベースがあって、先ほどのX1 Extreme(エックスワン エクストリーム)プロセッサーが映像分析し、その結果からをデータベースにあたり、高精細になるよう処理を行ってくれます。

ノイズが低減されたり、輪郭がくっきり処理されたりといったことが期待できます。

高音質

音質の面でもソニーのこだわりがうかがえます。

薄型のテレビはスピーカーの厚みがネックになりますが、ソニーの場合は「アコースティックサーフェス」というものを採用しています。

これは何なのかというと本体裏のアクチュエーター(エネルギーを物理運動に変換する装置)とスタンド部分のサブウーファーによって映像に合わせて画面を振動させ音を出す仕組みです。

ソニーがこれまで培ってきた平面スピーカーの技術などを活かし高音質を実現しているようです。

このほか、CD以上の音質にアップスケーリングする機能や全体の音量は買えずに声の音量だけを変えて声を聞き取りやすくする「ボイスズーム」といった機能も備えています。

デザインの面ではこれまでのテレビとは違ってスタンド形式。このスタンドの部分にエンジンなどを持ってきたことでパネルが薄くなっているようです。

正面から見た感じはかなりベゼルが薄いので映像が浮いて見えるように感じるかも?

ソニー 65V型 地上・BS・110度CS・4K放送対応スカパー!チューナー内蔵 有機ELテレビ BRAVIA(ブラビア) KJ-65A1

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

パナソニック TH-65EZ950

パナソニックは「ヘキサクロマドライブPLUS」というエンジンを搭載し、忠実な黒色の再現を可能としている点をウリにしています。

有機ELはそれ自体が発行するのでライトで照らす液晶よりも黒色の表現が得意なわけですが、パナソニックはそこをさらにこだわって表現しているようです。

独自のチューニングによって暗いシーンでも滑らかな階調表現を実現、ノイズも抑制して暗いシーンでもしっかりと映像が見えるようです。

夜空のシーンや暗闇のシーンなど、黒色が多い映像ではその力をより発揮してくれそうです。映画の暗闇のシーンなどで「何やってるか良く見えない」なんてことは無さそうですね。

3D-LUT(ルックアップテーブル)が高精度

ルックアップテーブルて何のこっちゃという感じですが、これは色の明度や彩度、色相を補正するらしいのです。業務用にも採用されている3D-LUTを採用することで低輝度でも忠実な発色が期待できるとのこと。

ダイナミックサウンドシステム

音質の面では「ダイナミックサウンドシステム」が搭載されています。最大出力40Wのアンプと大容量のスピーカーボックスで迫力の高音質を実現したというフレコミです。

TH-65EZ950 パナソニック 65V型 有機ELパネル

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

東芝 REGZA 65X910

東芝の映像エンジンは「OLEDレグザエンジンBeauty PRO」有機ELパネルのポテンシャルを引き出すために新たに開発されたエンジンとのこと(おそらく他のメーカーも有機EL用に新開発しているとは思いますが)。

広色域復元プロ

色彩に関して評価する声を聞きますが、「広色域復元プロ」という機能があり、映像を送信した際に失われる色を復元してくれます。

「64色軸カラーイメージコントロール」による高精度な色空間変換と合わさって色彩の表現力に期待ができそうです。

地デジビューティPRO

地上波デジタルは現在はまだ4K放送ではありませんが4Kにアップコンバートしてくれる機能です。

映像に応じて適切な複数のフレームを参照することでノイズを抑えたり、絵柄に基づいた処理をしてくれるノイズフィルターがあったり、映像のエリアごとに超解像処理を行ったりすることで精細にアップコンバートできるようです。

音質

音質の面では「有機ELレグザオーディオシステム」という機能があります。

総合出力46Wというマルチアンプは高出力ですね。大容量バスレフ型ボックススピーカーによって高音質を狙っているようです。

壁掛けモードというモードもあって、壁掛け時は壁面の影響を受けて低音が強調されがちなのを調整してくれます。

TOSHIBA/東芝 65X910 REGZA/4K有機EL

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

LG OLED65C7P

LGは国内のメーカーと違って映像エンジンによる高精細な映像という売り出し方はしていないように思います。ちなみに映像エンジンは「OLED Mastering Engine」という名前です。

とはいっても画質面での様々な技術は搭載されていて、ピーク輝度が前モデルよりも25%アップしていたり、「HDR Effect」という普通の映像をHDRに近づけるための機能も搭載されています。

音質

サウンドは「ドルビーアトモス」という規格を採用しています。

個々の音を三次元に配置しそれを自在に動かすことができるようです。映像に合った音が期待できそうです。

デザイン面に注目

LGはデザインの面で注目です。OLED65C7POLED C7Pの場合は最も薄い部分が4.6mm。洗練されたデザインはスタイリッシュでスリムなイメージがあります。

横からの写真。非常にスリムです。

LGエレクトロニクスOLED65C7P

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

LG OLED 65W7P

型番がは変わりますがOLED 65W7Pは本体とパネルの部分が分離しており、専用のケーブルで接続するようになっています。「Picture on Wall」デザインと言われているようですが、パネル部分は本当に壁に絵が掛かっているかのようですね。

また、音質の面でも「Dolby Atmos」というシステムを搭載していて、これは映画館でも使われているシステムとのこと。デザインだけでなく音質も期待できそうですね。

LG電子 65V型4K有機ELテレビ OLED W7P OLED65W7P

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

有機ELテレビ・有機ELテレビのお手入れの方法 掃除には何を使ったらいい?

有機ELテレビのお手入れといっても液晶テレビとそれほど違いがあるわけでもありませんが、どのようなお手入れ方法が推奨されているのが順を追ってチェックしていきましょう。

準備するもの

  • ハンディモップ
  • クリーニングクロス
  • 中性洗剤
  • 掃除機

などがあれば十分でしょう。

雑巾やティッシュは使っちゃダメなの?

普段のお掃除に欠かせない雑巾ですが有機ELテレビを掃除するのには向きません。

実際のところ雑巾で拭いたからといって画面に傷がつくかどうかというと付かないことのほうが多いかもしれませんが、念のためクリーニングクロスよりも硬い布は使わないほうがいいでしょう。

エレコム 超強力 テレビ用クリーニングクロス AVD-TVCC01

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

掃除の前に電源切ってコンセントからプラグを抜く

テレビの主電源を消し、電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。

万が一のときのために抜いておいたほうが安心です。

画面のほこりを取る

画面には静電気でどうしても細かいほこりが付いてしまいがち、掃除の際はハンディモップで軽く拭くと素早く掃除ができます。

無ければクリーニングクロスでやさしく拭きとってあげましょう。

有機ELテレビは特にですが、強い力を加えることは厳禁なのでやさしく拭くことを心がけましょう。

ボディの汚れ 排気口に注意!

ボディの汚れも画面と同様にクリーニングクロスやハンディモップで拭いてあげましょう。

ただ、注意したいのは排気口など穴の開いた部分。この部分を拭いてしまうと逆に中にほこりが入り込んでしまうことが考えられます。できれば掃除機を使ってほこりを吸い込むようにしたほうが良いでしょう。

掃除機で吸い込むときもできるだけノズルが当たらないようにするのが丁寧です。

しつこい汚れは?

軽く拭いただけで落ちないような汚れは中性洗剤を使って掃除をしていきましょう。揮発性のものは厳禁です。

中性洗剤を水で100倍程度に薄めて使います。ソニーのサイトでは1%を超えないように指定されていますからもう少し薄目がいいかもしれませんね。

「中性洗剤って何を使ったらいいの?」と思うかもしれませんが、家庭用の食器洗い洗剤が中性のことが多いです。ただし、中にはアルカリ性のものもあるので製品に表示をよく確認して中性のものを選びましょう。

中性洗剤を薄めたらクリーニングクロスなどの柔らかい布を浸して固く絞り、テレビを拭いていきます。

スプレーなどで直接本体に吹きかけるのは厳禁です。

  • テレビ内部に水気が入らないようにする
  • やさしく拭いてテレビに負荷をかけない(とくに画面)

といったことを心がけて拭いていきましょう。

コンセント部分の清掃を忘れないように

忘れず掃除しておきたいのがコンセントプラグです。

プラグとコンセントの間にほこりが溜まり、そのほこりが湿気を帯びることで漏電し、発火してしまう現象です。

プラグ周りのほこりもしっかりと掃除しておきましょう。

プラグを再度差し込む際は汚れが付いていないかしっかり確認して差し込むことも大切です。

リモコンのお手入れ

リモコンはボタンの隙間にほこりが入らないように爪楊枝や麺棒を使って掃除をしていきます。

汚れがひどい場合はテレビ本体のときと同様に薄めた中性洗剤にクリーニングクロスを浸し、固く絞ってから拭いていきます。

リモコンカバーを付けておくと次回から掃除の手間が省けるのでおすすめです。

リモコンカバー シリコン Lサイズ

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

参考 有機ELテレビのお手入れ【パナソニック公式】

有機ELテレビは液晶とくらべて目に優しいの?目の負担は?

液晶テレビに取って代わるかもしれないと期待をされている有機ELテレビ。黒色がくっきりと表現できるなど画質面ではかなりの評判ですが、目の疲れについてはどうでしょうか。今回は有機ELテレビと液晶テレビとで目の疲れに違いがあるのかどうか考えてみたいと思います。

画面を見ることによる目の疲れは大きく分けて2種類

ディスプレイの目に対する影響については、「画面を凝視し続けることによるドライアイ」「ブルーライトによる眼精疲労」の2種類の障害があげられます(ブルーライトが目に悪いという根拠はいまだに研究段階だそうですが今回はそれは置いておきます)。

この2点について液晶・有機ELを比較しています。

ドライアイは有機EL、液晶共通の課題

パソコンは仕事をする上で今や無くてはならない存在になっています。そしてそのパソコンと長時間向き合う中で起きるのがドライアイです。通常1分間に20~30回程度の瞬きが、画面を凝視し続けると回数が1/4程度に激減してしまい、眼球が十分な涙の潤いを得られず乾燥してしまう状態を言います。眼球が傷付き視覚障害につながることがあります。

このドライアイはCRTから始まって、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイまで、共通の課題です。有機ELは映像がきれいになったからといって画面を凝視し続けることに変わりはありません。やはり小休止を取り目を休めるとか長時間連続の作業を避けるとか、目を休めるための対策が必要です。

ブルーライトも有機EL、液晶両方にある

次にブルーライトに関してですが、有機ELディスプレイの発光体をなすLEDは液晶ディスプレイのバックライトにも使われており、どちらにもブルーライトがあります。よってブルーライトは有機EL・液晶どちらからも出ていると考えることができるでしょう。

発光効率を上げる為に光の3原色の赤、緑、青の単色LEDは素材開発が進み、益々光強度が高まっています。ディスプレイのブルーライトは強まる傾向にあります。有機ELディスプレイに限らず、ブルーライトカットメガネが必要アイテムになるのかもしれません。

有機EL・液晶という区分けではなく機種個別を見極める必要がありそう

有機EL、液晶どちらからもブルーライトは出ているので目に優しいテレビを求めるならば個々の機種を見極めたり自分に合った調整をしたりする必要がありそうです。

有機EL・液晶といったくくりで考えず

  • テレビのコントラストや明るさなどの設定を調整して自分の目が疲れにくい設定を探し出す
  • ブルーライトカットパネルを使ってみる
  • 可能ならば実際に展示されているテレビを見てみる

といったことのほうが大切なのではないでしょうか。

液晶テレビ保護パネル (保護フィルム) クリアパネル 【3ミリ重厚】

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

有機EL・液晶と気にするよりはこうした保護パネルを使用するほうが効果があると思われます。

参考:ブルーライトについて

ブルーライトによる眼精疲労の問題は液晶ディスプレイ以降に起きてきた要件のようで、360ナノメートルから495ナノメートルの波長をもつ青色の光の強度が液晶ディスプレイ以降高まってきているのが原因とされています。CRTではこの領域の光強度は低いようです。

人間の視細胞には、暗いところでも見える桿体(かんたい)と言う光受容体と、明るいところで色も見える錐体(すいたい)という受容体で構成されると言われてきましたが、2002年頃にブルーライトに感応する受容体が発見されました。

この受容体は視覚ではなく人間の生体リズムに関与していることが分かってきております。日中に太陽の強い光を浴びること、つまりブルーライトにより、生体のリズムが整えられ、夜眠られる仕組みになっているとのことです。

しかし、日照時間を大幅に超えてブルーライトを浴び続けていると、生体リズムに乱れが生じるようです。夜遅くまで、ディスプレイを見つめていると、寝つきが悪くなり、悪化すると不眠症になり精神的な安定が削がれて自律神経の失調を招くことにつながるようです。

 

有機ELテレビの仕組みと構造・液晶テレビとどう違うの?

有機ELディスプレイ(図1)と液晶ディスプレイ(図2)の仕組みと構造をまとめてみました。

図1 有機ELディスプレイの構造

透明電極とシリコン系or有機TFT(TFT: Thin Film Transistor)に挟まれた有機EL発光層に直流電圧が掛かることにより光の3原色に発光する。画素毎の3原色のバランスによりカラー発色し、ディスプレイにカラー映像が映し出される。

 図2 液晶ディスプレイの構造

透明電極とシリコン系TFT (TFT: Thin Film Transistor)に挟まれた液晶層に直流電圧が掛かることにより、バックライトにより注入された白色光が強弱制御され、光3原色のカラーフィルターを透過して3原色の各光の強度が変化する。画素毎の3原色のバランスによりカラー発色し、ディスプレイにカラー映像が映し出される。

有機ELのほうが構造が簡単

一見して分かることは、液晶ディスプレイに比べて有機ELディスプレイの構造が簡素であることです。また、液晶ディスプレイの液晶を挟む構造材にガラスが使われているのに対して有機ELディスプレイではプラスティックが使えて、曲げられる優位さを持っていることが分かります。

これまで、有機ELディスプレイの発光材料で効率の高い光の3原色、特に青色の発光材料の開発に困難が伴い、酸素と水分子(水蒸気)に弱い発光材料の劣化対策とシール性能の高いプラスティックの開発に多くの工数が掛かって来ました。
韓国LGによる生産が軌道に乗り、今年になって各社(LGからのOEMを含め)製品出荷が始まりました。

コストダウンの見通し!

それに加えて、JOLED(2015年1月にソニーとパナソニックの有機ELパネルディスプレイ開発部門を統合してできた会社。)がディスプレイの表面全体の大面積に形成される微細電子回路を真空装置による真空蒸着から、清浄大気環境での印刷技術に置き換えることに成功し、大幅なコストダウンの見通しがついてきました。2019年に量産体制に入るとのことです。

益々、有機ELディスプレイの優位性が高まっています。

有機ELテレビの今後・買い時はいつ?安くなるの?小型化の目途は?

薄さやコントラストの高さで話題の有機ELですが、気になるのはその価格。

その価格は決して安いとはいえず今後の開発や価格の動向は気になるところです。

今回は有機ELテレビと液晶テレビの価格差などをもとに今後の有機ELテレビの情勢や買い時について考えてみたいと思います。

<各社有機ELテレビ、液晶テレビ比較表>

ブランド名 型名 販売希望価格(円)[税抜] 実勢価格(円)[税込]
有機EL 東芝REGZA 65X910

899,880

554,700

ソニー Brabia KJ-65A1

749,880

594,398

パナソニックViera TH-65EZ1000

911,800

681,500

LGエレクトロニクス OLEDE7P

860,000

481,800

液晶 東芝REGZA Z810X

629,880

340,000

ソニー Brabia KJ-65X9500E

339,880

437,287

パナソニックViera TH-65DX950

780,100

498,000

LGエレクトロニクス 65UJ630A

―

220,000

メーカーの販売希望価格と実勢価格を現況として以下にまとめました。

有機ELテレビと液晶テレビの実勢価格をメーカー毎に比較してみると1.3倍から2倍の価格差があります。これも成熟製品と発展途上にある製品の違いにあるものだと思います。
まだ有機ELテレビは高いと言うのが実態で、今はまだお買い時ではないように思います。

ソニー BRAVIA(ブラビア) KJ-65A1

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

ソニーのブラビア。奥行きは8.6cm(スタンド含む33.9cm)。

極薄のベゼルや画面から出る音は魅力的ですが価格面ではまだまだ液晶テレビのほうが・・・

2019年から有機ELパネルが量産されて安くなる?

そこで朗報ですが、JOLED(2015年1月にソニーとパナソニックの有機ELパネルディスプレイ開発部門を統合してできた会社で、議決権は産業革新機構が75%、ジャパンディスプレイが15%、ソニーとパナソニックがそれぞれ5%ずつ保有します。) が研究開発を進めてきた低コストの有機ELディスプレイの量産技術に目処を付け、サンプル出荷開始を発表しました。

2019年からの量産が予定されているそうです。コストの掛かる真空蒸着によるディスプレイ回路形成方式によらず、常温常圧の清浄空気環境下での印刷技術による回路形成方式で、大面積連続生産につながる画期的な技術だそうです。液晶ディスプレイでは導入できなかった技術で、40%もの大幅なコストダウンにつながるそうです。よって2019年以降に価格がこなれてくることが考えられますね。

小型化は可能なの?

有機ELテレビは現在55型など大型のものしか発売されていません。小型化は可能なのでしょうか。

技術よりもビジネスの問題

技術的にはより小さいサイズの有機ELパネルの生産も可能だと思われます。ですが、ここでコストの問題が出てきます。

現在有機ELテレビのパネルのほとんどはLGが生産していますが、蒸着方式という製造の仕方で品質のバラつきが多く、中型パネルを製造するとコストの面で採算が合わないようです。

JOLEDの印刷方式に期待

さきほど紹介したJOLEDは印刷方式での有機ELパネルの量産に目処をつけて、医療用を手始めに21.6型の有機ELパネルのサンプル出荷をしているので、これから先20~40型の有機ELテレビが登場してくることも考えられます。

JOLEDは2019年からの量産を予定しているということですから2019年に中型の有機ELテレビが登場してくるかもしれませんね。

有機ELテレビの買い時はいつ?

当面、有機ELテレビをコントラストが極めて高く映像品質に優れているという特性を生かした用途に使い。家庭用としては、2019年以降の量産化の流れを見ての購入がおすすめだと思います。東京オリンピックには間に合いそうです。

4K放送対応の問題

近年は4Kテレビが話題になっています。ですが2017年現在では4K放送は始まっていません(BSなどで一部試験放送はあり)。

また、4Kを見るためには4K用のチューナーが必要なんですが現在販売されている有機ELテレビには4Kチューナーを搭載したものとそうでない物があります。

こうした面からも有機ELテレビの購入はもう少し先がいいのかもしれません。

まとめ

というわけで有機ELテレビは今は買い時ではないという判断に至りました。

ただ、有機ELには液晶には無いメリットもあるわけで

「テレビが壊れて買い替えになる、液晶は白っぽいのが嫌だ」

「いま液晶より薄型で軽いテレビが欲しい(軽さは機種にもよりますが)」

といったような人は価格面やチューナーの問題も考慮した上で有機ELを検討してみるのもいいかもしれません。

LGエレクトロニクス 4K有機ELテレビ 55V型 HDR対応 OLED55C7P

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

LGの55インチはお店によっては20万を切る価格で購入することができます。

東芝 55V型4K有機ELテレビ REGZA 55X910

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

パナソニック VIERA TH-55EZ950 [55インチ]

posted with カエレバ
楽天市場でチェック
Amazonでチェック
Yahooショッピングでチェック

パナソニックや東芝だと20万を大きく超える価格です。高画質技術を搭載しているのもありますが価格がやや離れています。

  • Go to page 1
  • Go to page 2
  • Go to Next Page »

Primary Sidebar

最近の投稿

  • 有機ELの各種材料やキーテクノロジーやメーカーなど・技術動向は?
  • HDRと4Kの違い・HDRの必要性 PS4で逆に画面が暗くなることも?
  • フルHD・4K・8Kの違い・実用放送はいつから?人間の目で違いは分かるの?
  • テレビにおけるHDRとは?種類は?HDR10・Dolby Vision・HLGの違いは?
  • 有機ELテレビのメーカー別特徴を比較 ソニー・パナソニック・東芝・LG

アーカイブ

  • 2018年2月
  • 2018年1月
  • 2017年12月
  • 2017年11月
  • 2017年10月
  • 2017年9月
  • 2017年3月
  • 2017年2月
  • 2017年1月

カテゴリー

  • 有機EL
  • 液晶テレビの豆知識
  • 液晶テレビの選び方
  • 液晶テレビアンケート

Footer

スポンサーリンク
  • 液晶テレビの豆知識
  • 有機EL
  • 液晶テレビアンケート
  • 液晶テレビの選び方
  • サイトマップ
  • 当サイトについてと免責事項
  • お問い合わせ

Handcrafted with by Surendra Soni. Powered by the Blurr Pro By Magnus7Lab. Get in Touch.